猿と魚

メタルパンチングザル

20180805 Mirror Lake

20180805 Mirror Lake

 

音楽の備忘録として書いていくつもりだけれども、正直なにをどう書いていけば良いのかわからないので適当に書いていくことにする。

そもそも、なんでブログを書こうと思ったのか。

それは前の記事でも書いたが、

「いつかディストロがしたいから」だ。

30歳を超えてから音楽の作り手になれていないことが非常に悔しくて劣等感を抱くようになった。

周りの友人やバンドの知り合いたちがバンドをライブをしているのを見てすごく羨ましい。自分はあきらめているわけでないのだけれどうだつがあがらない。

まわりに勝てる要素というのはまるで皆無で、

努力できない⇒センスがない、磨かれない⇒スキルやセンスがクソだから誰もいっしょにやりたがらない⇒落ち込む⇒最初に戻る

というほとほとクズみたいな生活をしている。

そんなクズでも一つだけまわりに勝てるんじゃないか。と思えそうなことがある。

それはひたすら好きな音楽を探すことである。英語だろうがロシア語だろうが関係なく良い音楽は良いと思えるし、それを広めたい。基本的にbandcamp※1でダウンロードするときはNYP※2でも基本的に100円でも200円でも払うようにしているし、自分が良いと思った音楽にはそうしてあげたいと思うし、それが敬意かなと感じるからだ。

偉そうなことを言うが、それをやり始めたのは最近だ。昔は金なんてなくて無料で落としまくってたし、それが失礼なことだとは思っていなかった。今、自分が音楽シーンから一歩外れていることで、そのシーンが移ろうのを見ていると自分にできることは少ない。それは「買うこと」「ひろめること」の2点であると自分は感じている。

自分は完全に「自分で音楽はしないです!」とは言いたくないのだけれど、30歳を超えて子持ちサラリーマンという立場で自分がどういう風になりたいのかふらついていることも一つである。

そんなときにふと

Mirror Lakeというアメリカのイリノイはマウント・バーノンのバンドのサイトを見ていた。

 

 algernon cadwalladerのようだとも思ったが、BraidやHey Mercedesからの影響も感じる。良い意味で若くて大人なバンド。今の世代、こういったバンドが多いけれど、正直大好きです。日本にも増えてほしいところ。

音源がないのが悔しいです。

NYPだったのだけれどお金払ったらバンドから直接メール来たよ。

 「Bandcamp just emailed me about your purchase of my EP. I just want to say thank you so much for spending your hard-earned money on my music, especially since it’s free! I really hope you enjoy the tunes. Hope things are well in Japan!」

翻訳してみたらNYPなのにお金払って買ってくれてありがとうって意味らしかった。これ来た時にあーやって買ってよかったなあと思った。自分のやってることはサラリーマンのおっさんの自己満足なんだろうけれどね。

すぐに返信してかっこよかったよ!音源を作ったら買うから教えてね!と送ったらもちろんだ的なメール来た。

このやり取りしたときに、なんか自分にこういったひとたちのために何かできないかなって気持ちになった。

おそらく、このバンドが音源を出したら絶対買うし、広めたいと思う。

そういった「思い」を広げるのがディストロなのかもしれない。

それがいつかディストロをやりたいって思った理由なのだ。

 

初回から長くなってしまったが、ぜひMirrorLake聞いてみてほしいです。

 

※1 bandcampとは. アメリカ生まれのアーティストが自分で作品を直販できるサイトです。 

※2 NYPとは.name your price の略。要は好きな値段で買ってということ。もちろん0円でもDLできる。